癒す。騙す。脅す。正す。
「優しい嘘、残酷な決断。全ては命を救うためか?」

“患者を救う”という根本的な使命を忘れてしまった医者ばかりの経営難にあえぐ総合病院にやってきた凄腕外科医が、他の医師たちと対立を繰り返しながら腐りかけた病院にメスを入れる!天使か悪魔か…スーパー外科医!

赤字経営の病院に外科医の相良浩介がやって来る。浩介は患者に対して優しく接する一方で、医療の現場を欲や悪意で汚す者に対しては、脅しをかけたり、追い込んだりなど手段を選ばぬところも持ち合わせている。しかしそれは、自らの「患者を救うこと」という信念によるところからである。

【Doctors 最強の名医】season.1
端正なマスクと優しく患者に接する天才外科医だが、裏では人を脅し、追い込むなど手段を選ばない二面性を持った相良浩介(沢村一樹)。相良は、赴任早々「給料は自分の仕事ぶりを見てからで結構です」と話し…相良は果たして良い医者なのか?悪い医者なのか?


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相良浩介(沢村一樹)
東京医療大学病院を退職後、1年間休職し最初に声を掛けてくれた堂上総合病院に赴任する。約3000件の執刀記録を持つスーパードクター。普段は飄々とした態度を取り、いつも笑顔を浮かべ容易に他人に心を探らせない。患者に対しては親切に応対するが、モラルに欠け仕事にやる気のない医者・看護師には策略を巡らせ仕事に集中せざるを得ない状況へ持ち込む。病院を大きくするのは自分のためと発言するが、本心は病院を患者にとって受け入れられる場所に変えること!甘いものが好物。一人称は「僕」。堂上総合病院に勤めるスタッフ達の職業意識の低さを目の当たりにし、病院の意識改革に乗り出す。ステージIIの胃がんに倒れ、森山の手術を受ける。
森山卓(高嶋政伸)
院長の堂上の甥に当たる外科医。自他ともに認める堂上総合病院の後継者でありエース。外科医としての腕もあり、何の変哲もない事を当たり前にやる医師であるが、病的なまでに傲慢かつ自信過剰で、自身の執刀にミスがあっても決して患者に謝罪せず、非を認めない。興奮したり、自分の思い通りにならない事があると口を一文字にし、「んんんん!」と奇怪な呻り声をあげる。
宮部佐知(比嘉愛未)
堂上総合病院 病棟看護師。勤務9年目の正看護師。愛想があまり良くないため、仕事は出来るが最低の看護師だと相良に評された。そのため相良に対しては強い反発心を抱いていたが、病院の意識改革が進む中で看護師としての初志を再び思い出し、患者の心を理解しようと努力を怠らないようになる。
皆川和枝(伊藤蘭)
内科医。堂上とは古くからの知り合い。職業意識に欠ける人材ばかりのなかで、数少ない良心的な医師。相良の人柄・腕前は認めつつも裏で立ち回る彼の真意を探っている。職場の人間関係に疲弊し、息子の高校受験を支えるためもあり、三田中央病院に移ることが決まっていた。しかし彼女の能力・人格を惜しんだ相良の思惑で移籍の話が白紙に戻され、新設された総合診療科の担当となる。
堂上たまき(野際陽子)
院長。経営の事で常に頭を悩ませているが、そのため現場の実態が見えていない。森山は甥に当たり、いずれ彼に病院を継がせることを望んでいる。相良が度々経営に関して口を挟む事を苦々しく思っているが、患者が増えるという魅力には抗えず、言われるがままにそれらを実行している。許可もなく勝手に手術した相良に辞職を促すが、驚異的な手術手技を魅せられ、多額の年収を上乗せし呼び戻す。
佐々井圭(正名僕蔵)
チーム森山の一人。外科医。医師としての判断力や技術は確かだが、人格面に難があり、職業意識や責任感も低い為、他の病院で解雇された経験を持つ。森山の腰巾着として相良を敵視しており、度々嫌味めいた発言をしている。患者のカルテを見た時、自分の記入ミスを認めず相原に責任転嫁、看護師達の集団抗議を招く。
高泉賢也(敦士)
人を助けるという使命感で医者を志したのではなく、3代続く実家の病院を継ぐため親の敷いたレールの上を進んで来た。堂上総合病院での勤務は腰掛け程度にしか考えておらず、医師としても未熟。新しく導入された夜間救急を相良、皆川と共に受け付けるも、その際に行った手術でデイトレードのパソコン画面から目を離した結果大損してしまい、本業に真剣に取り組まざるを得なくなった。

【Doctors 最強の名医】season.2
堂上総合病院の存続、相良や森山の医師生命を左右する重大な出来事…。そして、堂上総合病院の後継者問題が急浮上!相良と森山がますます対立を深めていくことに…!「理想は衝突を生み、クーデターが始まる。」新たな衝突や葛藤、最強の外科医・相良の企てが辿り着く真の狙いとは?理想の組織の姿とは?
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相良浩介(沢村一樹)
森山の院長就任の噂を耳にし、院長に相応しい人物になってもらおうと裏で様々なことを画策していたが、尿管結石で入院していた作家の鈴木龍之介にその思惑を看破され、自ら院長に就任する事を考えるようになるとみせかけ、実は堂上総合病院の医師達の意識改革のために芝居を打っていた。西都大学病院脳外科教授の松田義雄に西都大学病院への移籍を打診されるが断り、そのかわりに特別講師として西都大学医学部の学生を指導することになる。
森山卓(高嶋政伸)
堂上に後継者に指名されたが、病院内公衆の面前で「院長になれば、相良を解雇する」と相良に通告する場面を見た銀行の融資担当者は、森山の人格やもし相良が辞めると病院経営が立ちゆかなくなることを懸念し、2億円の融資を都合する条件として堂上が院長を続ける事を宣告され、結局森山の院長就任は白紙に戻った。院長に相応しい人格者にならんとガンジーの伝記に傾倒するなど、相良の思うところとは異なる方向へ進んでいく。
宮部佐知(比嘉愛未)
西都大学病院 オペ看護師部。作家の鈴木龍之介が退院した後、相良が自ら院長に就任しようとする態度に戸惑う。相良の依頼で、千住の取り込みに協力した後、相良が院長になる意志があることを皆川に話す。看護師としての更なるスキルアップを目指し、西都大学病院オペ看護師部に転職する。
皆川和枝(伊藤蘭)
森山が院長に相応しい人物になってもらおうと相良が裏で様々なことを画策していた事をなんとなく察してはいた。相良が自ら院長に就任しようとする態度に反発し、宮部に彼に協力しないよう忠告する。
堂上たまき(野際陽子)
森山を後継者に指名したが、病院の将来を不安視した相良の計略により、森山の院長就任は一旦白紙に戻り、結局院長を続ける事になる。さらに、院長に就任する事を相良に宣言されてしまい困惑する。
高泉賢也(敦士)
田代洋一の手術で相良の助手に指名され、その手術の際にいつかは病院を継がなければならない立場にある自分の将来について考えてくれる相良に感服する。
千住義郎(斉藤陽一郎)
麻酔科医。人とのコミュニケーションが苦手で、時間外勤務はしないと決めているが、相良に脅され仕方なく手術に立ち会う。相良から手術における麻酔科医の重要性について説かれ、術前カンファレンスで意見を求められるなど今までにない対応をされ気味悪く思いながらも、森山が麻酔科医をどう思っているか問うてしまうなど、相良の思惑通りに事が進んでいく。相良の紹介で東京医療大学病院で研修を受けることになる。

【DOCTORS 最強の名医】スペシャル
堂上総合病院の消化器外科と西都大学病院の心臓血管外科による合同オペ成功から1年半。相良浩介(沢村一樹)は堂上総合病院に勤務するかたわら、西都大学の医学部長・松田義雄(小日向文世)に呼ばれ、講師として若手医師の育成に励んでいた。相良と松田は良好な関係を築きつつあったが、西都大学病院にはそんな相良の存在を快く思わない医師たちもいた。一方の森山卓(高嶋政伸)はなぜかタレントドクターとして一躍有名人になっていた。一日も早く森山に立派な後継者になってほしいと願う堂上たまき(野際陽子)の願いもむなしく、森山はタレント医師活動で多忙を極め、患者をないがしろに。そんな様子を見た相良は、森山を西都大学の臨時講師にさせるべく、ある策略を練り、森山を西都大学に送り込む。
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【Doctors 最強の名医】season.3
合同オペ成功から1年半、相良浩介は堂上総合病院に勤務する傍ら、西都大学で講師を務めていた。相良は、常に淡々と着実にこなしていく。それが、順調な時だろうと、不測な事態だろうと。どうして、相良は常に淡々と着実にこなしていくことが、出来るのだろうか?その答えは、相良のハズレをあたりに変換する解釈力にある。一方、森山卓はタレント医師活動で多忙を極めていた。
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相良浩介(沢村一樹)
森山に土下座を強要されても、院長代理となった彼の命令に多少の反論をしつつも素直に従う素振りを見せている。しかし患者に対しては親身になって接する姿勢は、以前と変わっていない。医師が患者よりも自身のプライドや個人的感情を優先し、自分勝手な行動ばかり取ることについては、堂上病院を良くするためには必要のないことだと考えている。院長代理となった森山の、堂上病院を経済的・社会的な危機に陥れかねない横暴な振る舞いを容認していたのは、「危機感が選手を奮起させ、チームを強くする」という発想に基づく計算の上での行動だったが、やがて満堂 潤三郎率いる満潤会の暗躍など、相良自身も想定していなかった方向へ事態が進みつつあることに動揺し始める。
森山卓(高嶋政伸)
バカンス旅行のために病院を留守にすることとなった堂上から院長代理に指名される。自分が堂上病院を好き勝手にできるチャンスと捉え、病院の全スタッフに院長代理就任について病院のスローガン「Patient(患者)」「Priority(優先順位)」「Pride(プライド)」の「3P」を掲げる。「プライド」は、「患者様を治してやっているんだ」という、所謂「上から目線」のもの。外部の人間に患者の情報を漏らしたとして相良に土下座をさせるなど、傍若無人ぶりをエスカレートさせていく。
宮部佐知(比嘉愛未)
堂上総合病院 病棟看護師。堂上病院に復帰するが、自分に対して「君が西都大学病院でスキルアップしたとは思えない。むしろ駄目になったんじゃないか」と冷たく接するようになった相良に再び不満を抱くようになり、患者とのコミュニケーションも時間の無駄と考えてしまうようになっていたが、皆川のアドバイスなどを経て、仕事における態度を改めるようになる。そんな中、院長代理となった森山の方針に反発する相原や吉川から森山が院長室にいれば、確実に病院は潰れてしまうと聞かされ、さらには一緒に病院を辞めないかと誘われ困惑する。
皆川和枝(伊藤蘭)
院長代理に就任した森山の傍若無人な振る舞いに反発しており、その森山の命令に素直に従うことが多くなった相良に対して、何か芝居をしているのではと疑っている。後に相良本人から、彼自身の行動がある「計算」に基づく行動であることを打ち明けられ、同時に彼の「共犯者」として、堂上や桃井を含めた病院の全スタッフに「相良の計画」について他言しないよう求められる。
堂上たまき(野際陽子)
長期休暇を利用して海外へのバカンス旅行に出かけ、その際に森山を院長代理に、桃井を彼のお目付け役に指名していた。旅行先から日本に戻り、病院に向かった際、休診日ではないにも関わらず閑散とした待合室の光景を目の当たりにし、それが院長代理に指名された森山の身勝手な振る舞いによってもたらされたことだと知り愕然とする。患者数の激減を由々しき事態とし、病院の全スタッフに患者を再び呼び戻す努力をするよう呼びかけるが、このような事態を招いた張本人である森山だけが危機感を全く持っておらず、堂上自身が院長に復帰した後もマイペースな言動ばかりを繰り返していることに業を煮やし、何らかのお仕置きを与えようと模索している。
佐々井圭(正名僕蔵)
森山の数々の奇行で仕事が激減、堂上病院の評判が下降したため、一時はチーム森山の面々と共に森山を無視して彼からの離脱を考えたが、須田幹生の手術で相良から森山が腹腔鏡手術から開腹手術に切り替え、名誉より患者を優先したことを告げられ、他の3人と共に森山の下へ戻った。
段原保(尾崎右宗)
森山の腰巾着にしてイエスマン。 生体肝移植など難しいオペのときには相良の第一助手を多く指名されている。オペ技術の信頼は厚い。担当する患者親子に、優しくていいドクターだと口コミサイトで広まる。
瀬戸晃(浅利陽介)
研修医を終えたばかりの若手外科医。城相大学医学部出身。森山が院長代理に指名されたのとほぼ同時期に外科医局に入る。森山が院長代理となった事を発表した直後に、多くの医者や看護師の前で相良への憧れを嬉しそうに話したことで、森山及びチーム森山の面々に目をつけられる。

【Doctors最強の名医】スペシャル
2011年に連続ドラマとしてスタートし、2013年にパート2。その2年後の2015年にパート3、そしてスペシャルドラマ2本を放送する大人気シリーズ「DOCTORS 最強の名医」。そんな「DOCTORS 最強の名医」が2018年の新春、スペシャルドラマとして復活!

卓ちゃん、新院長に!?相良のもとには生体肝移植を求めてひとりの女の子が…

相良が勤務する、まもなく創立100周年を迎える堂上総合病院。院長の堂上たまき(野際陽子)のもと、地域に根付いた医療を目指してきた同病院ですが、そのたまきが突然ブータンで開業を決断!日本を離れてしまったたまきに代わって、甥であり、たまきの心配のタネでもあった森山卓が新院長に就任することになる!しかし性格にやや難アリな森山新院長…「関東病院長会議」で他病院の院長からバカにされた挙げ句、うさん臭い経営コンサルタントを招き入れ、さっそく病院経営に迷走。医師、看護師たちからも反感が出始める中、相良は…?

そしてそんな相良の元には生体肝移植手術を求め、ひとりの女の子とその両親がやってくる。他病院からの転院で移植手術を希望する家族に、一旦は受け入れを了承したものの、経営コンサルタントの入れ知恵により森山新院長が「断れ」と言ってくる事態に…!
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相良浩介(沢村一樹)
堂上のブータン移住に伴い、現地で診療所開設準備の手伝いとして堂上に同行し、2週間ほど滞在ののち帰国すると、病院は新院長になった森山と彼が連れて来た経営コンサルタントの猿渡圭介によって暴走しようとしていた。そんな中、先天性胆道閉鎖症と診断され移植手術が必要とされる少女とその両親が訪ねて来て、自身にオペを依頼したいと懇願され、院長の森山に了承を得ようとするが、却下されてしまう。理由として、森山が出席し馬鹿にされた関東病院長会議において会長を務める伴財日出彦が経営する帝楼会病院からの転院であるという事だったが、それは猿渡からの入れ知恵であった。猿渡を胡散臭いと感じ、やがて病院を正しい方向へと軌道修正するために画策を思いつく。
森山卓(高嶋政伸)
長きにわたり病院を支えてきた堂上がブータンに移住したため、堂上より病院経営を引き継ぎ院長に就任する。堂上より全ての意思を受け継ぐ気持ちで張り切って初の関東病院長会議に出席するが、会長の伴財日出彦をはじめ他の病院長たちからはぞんざいに扱われる。そんな伴財たちを見返してやろうと、他の病院スタッフたちの耳も貸さず、自身が連れて来た経営コンサルタントの猿渡圭介とともに病院の100周年記念プロジェクトと称して勝手に無謀な計画を立て始め、病院をおかしな方向へ暴走させようとするも、猿渡が逮捕され、相良が経営コンサルタントを引き受けた事でその計画は全て白紙となる。
堂上たまき(野際陽子)
現役の医師として患者を診るため、ブータンに診療所の開業を決意する。