【ヤンキー母校に帰る】
「おまえらは俺の夢だ!」卒業生で母校の教師となった“ヤンキー先生”こと義家弘介。全国に先駆けて中退者を受け入れる制度を取り入れた北海道に実在する高校を舞台に、元ヤンキーの教師が様々な問題を抱えた生徒たちと正面から向き合っていく。実話を元に義家弘介をモデルにした学園ドラマ。

北海道余市町にある北星学園余市高等学校では、校内暴力などで手におえなくなった札付きの不良、いじめ問題に関わった生徒やひきこもりなどの登校拒否児など、教師と生徒が文字通り泥まみれになって青少年少女を取り巻くすべての社会問題と正面から対峙し続けた学校である。主人公の義家先生自身もかつてはこの高校の生徒だった。高校時代は手のつけられないほどの問題児だった吉森(竹野内豊)は、北友学園余市高校で更生し、卒業から10年を経てその母校に教師として戻ってきた。恩師でもある岩崎(原田芳雄)が受けもつ3年C組の副担任を任される吉森だったが、着任早々トラブルが続出する。
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■吉森真也(竹野内豊):北星学園余市高校新任教師。3年C組副担任の政治経済担当。
■安藤由紀子(余貴美子):北星学園余市高校3年B組担任及び学年主任の数学担当。
■岩崎達(原田芳雄):北星学園余市高校3年C組担任の社会経済担当。
■屋敷哲治(相葉雅紀):北星学園余市高校新任教師。3年B組副担任の国語担当。
北星学園余市高校3年C組生徒
■氏家徹(市原隼人):18歳。北星余市に編入。
■常本あかね(加藤夏希):19歳。岩崎を誰よりも慕っており、吉森に最も反発している。
■奥村和人(永井大):26歳。北星余市に編入。バツイチ。
■遠田ユキ(市川由衣):18歳。北星余市に編入。
■千葉健太郎(忍成修吾):19歳。ユキと交際。
■古賀なな恵(SAYAKA):18歳。リストカットの癖がある。
■嶋田哲希(石垣佑磨):21歳。クラスのムードメーカー。
主題歌 奥田美和子「青空の果て」


第1話「涙の編入式」
教師・吉森(竹野内豊)は母校の北友学園余市高校に赴任してきた。現地に着いた早々トラブルに巻き込まれながらも、吉森は期待に胸を膨らませる。編入式の朝、副担任として受け持つクラスの生徒・菅野(市原隼人)が、寮の生徒を殴り、逃走する事件が発生。吉森は式も省みず、菅野捜しに奔走する。
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第2話「非常事態」
3年C組の副担任として張り切る吉森(竹野内豊)だが、授業初日、いきなり教室を間違えてしまう。さらに出欠確認で生徒の様子から何もくみ取ることができなかった吉森を、担任の岩崎(原田芳雄)は激しく叱責する。そんな中、編入してきたばかりの26歳の生徒・和人(永井大)が、自分より年下の国語教師・屋敷(相葉雅紀)を脅したことが問題に。
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第3話「壊れた絆」
吉森(竹野内豊)は、岩崎(原田芳雄)の不在を理由に授業をサボったあかね(加藤夏希)となな恵(SAYAKA)の部屋を訪れた。無視しつづける2人にブチ切れた吉森は、力づくで部屋に入り、話を聞くよう訴える。騒ぎを知った安藤(余貴美子)は、岩崎の代行である伊賀上(平泉成)に何も報告しなかった点で、吉森を厳しくとがめる。
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第4話「死ぬな!!」
なな恵(SAYAKA)が失踪した。残されたメモを目にした吉森(竹野内豊)は、嫌な予感を覚え、なな恵の行方を捜す。学校では吉森の知らせを受け、安藤(余貴美子)らが対応に追われていた。やがて事態を知った生徒たちにも動揺が広がる。そんな中、あかね(加藤夏希)だけは平然と振るまい、責任を感じはじめたほかの同級生を一喝。
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第5話「心のカギ」
クラス対抗のスポーツ大会の種目がマラソンに決定。あかね(加藤夏希)らは反発するが、吉森(竹野内豊)の挑発により一転、1位を目指して特訓することに。翌朝の練習で、久美子(大塚ちひろ)がダントツの速さを見せ、一同を驚かせる。放課後、吉森は駅までジョギングして帰る久美子を目撃。
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第6話「謹慎処分」
徹(市原隼人)、和人(永井大)、秀雄(速水もこみち)が寮内で喫煙したことが発覚。小夜子(市毛良枝)から報告を受けた吉森(竹野内豊)は、3人を呼び出して事情を聞くことに。経験から、タバコを吸う生徒の気持ちを理解しようとする吉森を信用し、徹らは出来心からだと説明。
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第7話「涙の妊娠」
ユキ(市川由衣)が突然倒れた。病院へ運んだ吉森(竹野内豊)は、ユキが妊娠している可能性があると知り、頭を抱える。検査の結果、10週目であると判明。お腹の子の父親である健太郎(忍成修吾)とユキは、中絶するか、学校を辞める覚悟で産むか悩む。
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第8話「大麻の嵐」
文化祭の合唱コンクールを間近に控え、3年C組では哲希(石垣佑磨)が中心となって練習に取り組んでいた。そんな中、札幌で大学の推薦入試を受けたなな恵(SAYAKA)は、自分たちの学校に大麻が蔓延しているとの噂を耳にする。余市に戻ったなな恵は吉森(竹野内豊)に相談。
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第9話「学校の死」
大麻の使用疑惑について緊急全校集会が行なわれた。クラスに分かれた後、吉森(竹野内豊)は真摯に大麻の害を訴え「使用したことがある者は正直に名のり出ろ」と迫る。吉森は調査から哲希(石垣佑磨)に疑いの目を向けていた。だが、沈黙を破ってあかね(加藤夏希)が立ち上がったことに吉森は驚く。
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第10話(最終話)「俺の夢」
吉森(竹野内豊)ら教師の努力により、余市高校の大麻汚染の全貌がほぼ明らかになった。大麻を吸った生徒は処分を受けることに。事件はマスコミに伝わり、報道陣が学校に殺到。徹(市原隼人)の父・氏家(大和田伸也)の番組でも大きく扱われる。
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