【ロングバケーション】
結婚式当日に相手に逃げられた女と、年下のピアニストととの同居生活の中で日常のページをめくるようにゆるやかなラブストーリー!
主題歌 久保田利伸 with NAOMI CAMPBELL「LA・LA・LA LOVE SONG」
第1話「何だよ!この女」
落ち目のモデル・葉山南(山口智子)は、結婚式当日、婚約者に逃げられ彼の部屋へと乗り込んでいく。しかしそこに婚約者の姿はなく、居たのは同居人の瀬名秀俊(木村拓哉)だけ。結婚に向けて部屋を引き払っていた南は、無理やりその部屋へ転がり込むことにした。デリカシーのない南と瀬名は度々ぶつかり合う。
第2話「彼女の涙」
音楽教室の講師で生計を立てている瀬名(木村拓哉)。自分のピアニストとしての才能に自信が持てず、思いを寄せる奥沢涼子(松たか子)との仲も進展しないまま。南(山口智子)も婚約者が戻ると信じていたが、別の女性と結婚したことを知り落ち込んでしまう。
第3話「彼の純情」
モデル事務所をクビになってしまった南(山口智子)。暇を持て余していると、弟の真二(竹野内豊)がクラブを開店したと報告を受けた。仲を取り持とうと、瀬名(木村拓哉)と涼子(松たか子)も誘いクラブへ向かう。すると、真二と涼子は以前に出会っていたことが分かり、意気投合してしまう。瀬名はそんな2人の姿を見て何も言えないまま帰宅。翌日、真二と涼子が夜遅くまで一緒にいたことが分かる。
第4話「君の嘘」
真二(竹野内豊)と涼子(松たか子)の仲を心配している瀬名(木村拓哉)だったが、後日取り越し苦労だったと分かる。そして涼子との距離を縮めキスをしようとするが、あと一歩で躊躇してしまう瀬名。「いくじなし」と涼子に言われ、正式に告白することに決める。瀬名の恋を応援していた南(山口智子)は、告白の現場をこっそり覗き見し、どこか寂しさを感じている自分に気がつく。
第5話「愛の告白」
告白後、デートをすることになった瀬名(木村拓哉)と涼子(松たか子)。映画を楽しむも感想が噛み合わず、自分の意見を押し殺してしまう瀬名。南(山口智子)はカメラマンの杉崎哲也(豊原功補)に誘いを受けライブへと向かう。するとそこに涼子と真二(竹野内豊)の姿が。そのことを瀬名に言えずにいると、瀬名の元に涼子から連絡が入る。引き止めても聞かず、瀬名は涼子に会いに行った。すると涼子から「他に好きな人がいる」と言われてしまう。
第6話「KISS」
涼子(松たか子)から「他に好きな人がいる」と伝えられ、落ち込む瀬名(木村拓哉)。恩師に相談し、なんとかピアニストとしての一歩を踏み出そうと考え始める。涼子は瀬名に伝えたことで真二(竹野内豊)への気持ちを確信し、告白を決意。瀬名は気まずくならないよう、涼子の告白をアシストするのだった。落ち込んでいる瀬名を慰める南(山口智子)。その場の雰囲気に流されるように「キスしようか」の言葉をきっかけに、唇を重ねる瀬名と南だった。
第7話「眠れぬ夜」
昨晩のキスから気まずい雰囲気の瀬名(木村拓哉)と南(山口智子)。杉崎(豊原功補)の元で働いていた南はそのせいで仕事に身が入らず、大切なフィルムを無くしてしまう。その頃、涼子(松たか子)から告白を受けた真二(竹野内豊)は気持ちが動き、涼子と付き合うことに決める。相変わらずフィルムが見つからないまま南はクビを覚悟し、杉崎へ謝罪しに向かった。すると杉崎から告白を受け、キスを受け入れてしまう。
第8話「別れの朝」
翌朝、南(山口智子)が部屋に戻ると瀬名(木村拓哉)が起きて待っていた。すると忘れ物を届けにきた杉崎
第9話「瀬名の涙」
南(山口智子)が去ったあと、コンクールに向け厳しい指導を受けていた瀬名(木村拓哉)。思うように弾けず悩んでいたある日、事故寸前の涼子(松たか子)を助け、右手を負傷。それが追い打ちとなり、限界を感じた瀬名はピアノもバイトも辞め、絶望してしまうのだった。その話を知った南は、以前瀬名が弾いてくれた曲を懸命に練習し「諦めなければ奇跡が起きる」と瀬名の前でピアノを弾いた。心を打たれた瀬名は南を追いかけるが、杉崎(豊原功補)と共に南は行ってしまう。
第10話「最後の恋」
コンクール予選当日。素晴らしい演奏を披露した瀬名(木村拓哉)は予選を突破。南(山口智子)は杉崎(豊原功補)からプロポーズを受け、返事を保留していた。もし瀬名が最優秀に輝けば、ボストンへ行かなくてはならない。南も、もしプロポーズを受けたら…。モヤモヤとした気持ちを抱えたまま別々に過ごしていた2人だったが、ある夜、南が瀬名のアパートを訪れ「瀬名とキスしに来た」と告げた。
第11話(最終話)「神様のくれた週末」
一夜を共にした瀬名(木村拓哉)と南(山口智子)だったが、些細な事でまた衝突してしまう。更に瀬名はデビューの話を持ちかけられるが、条件としてコンクールを断らなければならない。悩んでいた頃、杉崎(豊原功補)が現れ「本気じゃないなら諦めて欲しい」と言われてしまうのだった。本気であることを証明するため、瀬名はデビューを断りコンクールで最優秀賞を受賞する。