【人にやさしく】
東京、原宿の「3ピース」の看板を掲げた大きな一軒家に、原宿中学校歴代ボスである前田前(香取慎吾)・山田太朗(松岡充)・大坪拳(加藤浩次)が3人で暮らしている。借金返済の毎日で極貧生活。ある日、前は家の前で100万円の入った封筒を拾う。3人は思わず全て使ってしまうが、そのお金はここを訪ねてきた小学1年生・五十嵐明(須賀健太)が落としたお金だったのだ。その男の子は「この子を預かって下さい」という母親からの手紙を差し出し、3人はこの子を預かることになったのだった。明を育てていくことにより、お互いがお互いを見つめあいながら共に成長していく青春“子育て”グラフィティー。
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■前田前(香取慎吾):原宿中学校45代目ボス。施設育ち。
■山田太朗(松岡充):原宿中学校43代目ボス。女好きですぐにナンパをする。
■大坪拳(加藤浩次):原宿中学校41代目ボス。趣味はギャンブルとサッカー。
■五十嵐明(須賀健太):両親に捨てられ3人に拾われ一緒に暮らすようになる。
■榊のぞみ(星野真里):原宿小学校の産休の臨時教師として赴任。
■水崎花子(小西真奈美):『レッドライン』従業員。のぞみの幼馴染。
■日向憂(りょう):『レッドライン』の店長。日向龍一の妹。
■日向龍一(陣内孝則):警視庁捜査二課の課長。日向憂の兄。
主題歌 THE BLUE HEARTS「夢」

挿入歌 THE BLUE HEARTS「人にやさしく」

挿入歌 THE BLUE HEARTS「終わらない歌」

第1話「この子を預ってください!?」
2002年1月、東京、原宿、朝7時―。『3ピース』の看板を掲げた一軒家に同居する3人の男がいつものように目を覚ました。彼らの名は前田前(香取慎吾)、山田太朗(松岡充)と大坪拳(加藤浩次)。

第2話「登校拒否かよ!?」
3ピースの朝が慌ただしく始まった。目を覚ました前(香取慎吾)、太朗(松岡充)、拳(加藤浩次)の3人。なかなか起きない明(須賀健太)の布団を前がめくると、なんと明はおねしょをしていた。

第3話「父親が見つかった!!」
興奮した観客の歓声がこだまするプロレス会場。前(香取慎吾)、太朗(松岡充)、拳(加藤浩次)、それに憂(りょう)も声を嗄らして声援を送る。この日、明(須藤健太)を入れた5人はプロレス観戦に来ていた。

第4話「子育てスランプ!?」
3ピースの朝。前(香取慎吾)、太朗(松岡充)、拳(加藤浩次)の3人が声を揃えて明(須藤健太)の布団をはがすと、いつも通りの大きな地図が現れた。「パーフェクト記録更新」と前。

第5話「夢」
「鬼はソトッ!」「明、豆よこせ!」「イテッ!痛いって!」前(香取慎吾)、拳(加藤浩次)、明(須賀健太)は、節分の豆まき合戦の真っ最中。「晩飯にするから豆回収」という太朗(松岡充)の声で、スリーピースの豆まきは終了。

第6話「6歳の初恋」
3ピースの今夜のメニューは肉の代わりにパンが入った特製すき焼きだ。「意外とうまいな」とパクつく前(香取慎吾)、太朗(松岡充)、拳(加藤浩次)だが、何故か明(須賀健太)はボーっとしている。

第7話「ゲレンデのキス」
原宿小一年一組の体育の時間。カッコ良く飛箱を飛ぶ翼(砂川正人)に、リカ(大後寿々花)らの声援が上がる。その様子を明(須賀健太)が羨ましそうに見ていた。勉強は翼より出来る明だが、運動はからっきしダメだった。

第8話「キスの後遺症」
のぞみ(星野真里)は、前(香取慎吾)とのファーストキスを思い出してはボーっとする日々が続いていた。ある日、3ピースが『東京ライフスタイル』というテレビ番組に取り上げられることになった。

第9話「父子・衝撃の再会」
日向(陣内孝則)から明(須賀健太)の父親が犯罪者だと聞かされた前(香取慎吾)。更に日向が、明を前に任せたのは、明を利用して父親を逮捕するためだったと知ってショックを受ける。

第10話「友情」
前(香取慎吾)、太朗(松岡充)、拳(加藤浩次)との約束を破って明(須賀健太)の目の前で父親を逮捕した日向(陣内孝則)に3人は怒りを隠せない。それでも日向を信じたい前は「もっといいパパになって戻ってくるから待っていような」と明を元気づける。

第11話(最終話)「また会う日まで!?」
明(須賀健太)の母親の所在は一向につかめなかった。3ピースでは前(香取慎吾)、太朗(松岡充)、拳(加藤浩次)が母親を探すための作戦を練るが、なかなか良いアイデアが浮かばない。