【S‐最後の警官‐】
日本は今、誰がいつ犯罪被害者になってもおかしくない国となった。そんな崩壊寸前の日本の治安を守るため「最後の砦」と位置づけられる二つの組織がある。「Special Assault Team」 警視庁特殊部隊 通称“SAT”。「Special Investigation Team」 警視庁特殊犯捜査係 通称“SIT”。「S」の頭文字を冠するこれら部隊は、通常の警察官では対応することのできないテロ、人質立てこもり事件等の特殊事案を担当し、その解決に際し、犯人の生死を問わない「制圧」を警察組織の中で唯一、許可されている。SATの機動力とSITの捜査力を併せ持ち、国内すべてを管轄とする警察庁直轄部隊。さらに、既存の「S」と大きく異なるのは、彼らの目的が、犯人を生かしたままの「確保」だということ。「National Police Safetyrescue」 警察庁特殊急襲捜査班 通称“NPS”。これは、そのNPSに所属する1人の隊員“倒すための拳”ではなく、“守るための手”を持つ男の物語。確保か?制圧か?命をかけて命を守る!猪突猛進な元ボクサー警察官と、冷静沈着な天才スナイパー。対照的なタイプの特殊部隊の隊員2人が激突!
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■神御蔵 一號(向井理):NPS突入第一班。NPS隊員で階級は巡査。近接戦闘のスペシャリスト。
■蘇我伊織(綾野剛):狙撃班狙撃手。神業と称される狙撃力。
■棟方ゆづる(吹石一恵):一號の幼馴染で看護師。
■横川秋(土屋アンナ):科学警察研究所主任研究員。
■霧山六郎(近藤正臣):元警察庁次長でNPS創設者。作家。
■香椎秀樹(大森南朋):NPS隊長。元SAT隊員。
■中丸文夫(髙嶋政宏):SAT隊長で警視。
■速田仁(平山浩行):NPSの副官で警部。追跡・尾行を務める走りのエキスパート。
■古橋誠二朗(池内博之):工作班担当で小隊長。警部補。ネゴシエイタースキルの持ち主。
■梶尾竜一(高橋努):警備犬ハンドラー。巡査部長。
■山中一郎(本宮泰風):SAT副官・警部。
■嵐悟(平山祐介):SAT突入第一班の突一で警部補。
■上野 耕司(淵上泰史):突入第二班・巡査。
■林イルマ(新垣結衣):狙撃班狙撃手。元陸上自衛隊特殊作戦群隊員。
主題歌 MISIA「僕はペガサス 君はポラリス」


第1話「俺は誰も死なせない その男の手は命の盾! 第3の特殊部隊誕生」
ある団地で銃を持った2人の男が、主婦と小学生の男児を人質に取り立て籠もった。隣の部屋にはアサルトスーツを着込んだNPS隊員・神御蔵一號(向井理)が、壁に拳を当てて立っている。外からはSATの狙撃手・蘇我伊織(綾野剛)がライフルで犯人を捉え、狙撃の指示を待っている。NPS隊長・香椎秀樹(大森南朋)は、NPSの目的である「人質はもちろん犯人も、誰ひとり絶対に死なせるな」と無線で隊員たちに指示を出す。
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第2話「爆弾魔が銀行襲撃!掲げる信条の激突!」
速田(平山浩行)から都内のデパートで爆発が発生したという連絡が入る。人為的な爆発、つまりテロの可能性があり、爆破の規模からしてプラスチック爆弾の可能性が高いとう。翌日、銀行強盗が発生したため、SATはNPSの指揮の元で動くようにという出動要請。蘇我(綾野剛)などSATの隊員たちは、新設部隊NPSの指揮で動くことに納得できないでいた。香椎(大森南朋)は犯人の状況を把握するため一號(向井理)に偵察命令を下し、一號と蘇我は初めてバディを組むことになった。

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第3話「国際テロリストM上陸!我らこそ命の砦」
全国にNPSの存在を周知させるため、NPSを代表してTVのインタビュー取材を受けることになった一號(向井理)。特殊部隊に所属する人間がカメラの前に顔を晒すことは、本来あり得ないことである。そんな中、NPSとSATが合同訓練を行うことに。その頃、エントリー訓練の人質役に自ら志願していた秋(土屋アンナ)のもとに、国際テロリストとささやかれるM(オダギリジョー)の影が忍び寄っていた。
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第4話「最強の敵Mを倒せ!真のバディとなって」
SATとNPSの合同訓練2日目の直前に、前代未聞の事件が発生。訓練会場に向かっていた横川秋(土屋アンナ)が、国際テロリスト・正木(オダギリジョー)に襲撃され拉致されたのだ。息詰まる時間が流れる中、一號(向井理)の携帯にメールが届く。添付された動画には、傷だらけでグッタリしている秋が拘束されている姿と、銃を秋に突きつけている正木の姿が写っていた。「お前が1人でここに来い。さもないと、この女の命はない」とメッセージを告げるのだった。
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第5話「新たな仲間はスナイパー蘇我!善か悪か?悲しきテロ」
女子高生の加藤由真(飯豊まりえ)が、睡眠薬で自殺を図ったという連絡が入る。自殺者の傍から「M」が使用するのと同じナイクラッド弾が残されている事件が続発しており、「M」との関連性が疑われていた。一命を取り留めた由真から一號(向井理)らは話を聞くと、その背景に「神父」というハンドルネームの人物が浮かび上がる。NPSは「神父」こと板橋満生(滝藤賢一)の居場所を突き止める。
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第6話「人質は息子!バスジャックから家族守れ」
古橋(池内博之)の別れた妻・西原由紀子(白羽ゆり)の息子・史郎(山田日向)が、突然ひとりで古橋を訪ねてきた。理由を聞いても黙っている史郎、そして史郎を迎えに来た由紀子の再婚話を聞き、古橋はショックを受け動揺する。由紀子と史郎を乗せたバスが高速道路に入った頃、乗客の1人がリュックから鋭い鎌を取り出し、運転手に行き先の変更を求める。そして史郎が人質としてとられてしまった。
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第7話「警察官の息子の覚悟 家族のための突入!」
古橋(池内博之)の別れた妻・由紀子(白羽ゆり)と息子・史郎(山田日向)が乗ったバスがジャックされた。香椎(大森南朋)から事件の知らせを受けた一號(向井理)と古橋は、すぐにバスを追いかける。タイヤがバーストし、トンネル内で止まったバスの中で、犯人の廣田秋人(若葉竜也)は身体に巻いた爆弾を露にする。人質解放の交渉に、秋人は燃料を満タンにした代わりのバスと食料、水を要求してきた。
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第8話「誘拐事件の容疑者はNPS仲間の恋人!」
身代金目的の誘拐事件が発生する。誘拐事件は通常SITが指揮を執り、その指揮下でNPSも捜査に参加することになる。被害者は優子(平岩紙)が勤めている保育園を卒園した小学1年生女子。事務的に捜査資料を読み上げるSIT係長の当真一郎(小木茂光)は、速田(平山浩行)に優子が最重要参考人になっていることを伝える。優子は速田の恋人であった。香椎(大森南朋)は彼女の素性を知っているようだ。

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第9話「新スナイパーは女」
本日付けで配属される新しい狙撃手、元陸上自衛隊に所属する林イルマ(新垣結衣)だった。そんな中、刃物を持った男が元交際相手を脅して、地下トンネルに逃げ込んだとして、香椎(大森南朋)から出動の指令が出る。現場に向かったNPSのメンバーは、二手に分かれて捜索を開始。女性のハイヒールを見つけ、マル被を追い込むかに思えたのだが。イルマは一號(向井理)に、自分は18年前、ゆづる(吹石一恵)の両親を殺害した通り魔を射殺した警察官の娘だと告げる。
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第10話(最終話)「全滅!さらばNPS...命をあきらめない」
各界の有力者10名を拉致したテロ事件が発生。犯行声明により首謀者は正木圭吾(オダギリジョー)で、人質解放のタイムリミットは1日。テロリストの潜伏先をSITの捜査員が特定した。人質殺害まで残り約7時間。特定された潜伏先近くにSAT基地局車両が到着する。中丸隊長(高嶋政宏)の号令を受けアタックを開始するSAT隊員だが、蘇我(綾野剛)はある違和感を覚える。
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