【S―最後の警官―】
日本は今、誰がいつ犯罪被害者になってもおかしくない国となった。そんな崩壊寸前の日本の治安を守るため「最後の砦」と位置づけられる二つの組織がある。

「Special Assault Team」 警視庁特殊部隊 通称“SAT”。「Special Investigation Team」 警視庁特殊犯捜査係 通称“SIT”。「S」の頭文字を冠するこれら部隊は、通常の警察官では対応することのできないテロ、人質立てこもり事件等の特殊事案を担当し、その解決に際し、犯人の生死を問わない「制圧」を警察組織の中で唯一、許可されている。SATの機動力とSITの捜査力を併せ持ち、国内すべてを管轄とする警察庁直轄部隊。さらに、既存の「S」と大きく異なるのは、彼らの目的が、犯人を生かしたままの「確保」だということ。「National Police Safetyrescue」 警察庁特殊急襲捜査班 通称“NPS”。これは、そのNPSに所属する1人の隊員“倒すための拳”ではなく、“守るための手”を持つ男の物語。

確保か!?制圧か!?命をかけて命を守る!猪突猛進な元ボクサー警察官・神御蔵一號と、冷静沈着な天才スナイパー・蘇我伊織。対照的なタイプの特殊部隊の隊員2人が激突!
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◆神御蔵 一號(向井理)◆
警視庁田園調布警察署洗足交番 → NPS突入第一班。
NPS隊員で階級は巡査。プロボクサーから警察官になった異色の経歴の持ち主。子供の時、幼馴染の棟方ゆづる、その両親と出かけた中華街で起こった発砲事件を機に「大切な人を守れる力を付けたい」とボクサーを志す。引退後、制服警官として交番に勤めていた時に起こった銃乱射事件をきっかけに発足間もないNPSの突一(突入第一班)としてNPSの隊長・香椎にスカウトされた。ボクシング仕込のパンチを武器に、素手で相手を制することを得意とする近接戦闘のスペシャリスト。
◆蘇我伊織(綾野剛)◆
狙撃班狙撃手。SATからNPSに出向、再びSATに戻る。「神業」と称される狙撃力を誇る。かつては刑事志望で所轄署に配属され、期待の新人として注目されていた。その後、射撃の腕前を買われて特殊訓練員となり、SATの狙撃手として大抜擢されたという華々しい経歴の持ち主。冷静沈着で、射撃待機態勢を何時間でも維持できる集中力・耐久力を持ち、高い洞察力と格闘能力持つ、SATの理想を体現しているような人物。NPSの「確保」という考え方を「甘い」と言い切るが、突然NPSへの出向を命じられる。
◆香椎秀樹(大森南朋)◆
隊長。元SAT隊員で突一を務めており中丸の部下だった。警察庁一の切れ者との呼び声も高く、元警察庁次長・霧山六郎と警察庁長官官房審議官・天城光の発案で創設されたNPSの初代隊長となる。統率力・洞察力にすぐれており、「人を信じてこその警察」という信念をもとに、少数精鋭かつ個性派そろいの面々を指揮する。頼れる隊長。
◆中丸文夫(髙嶋政宏)◆
SAT隊長で警視。「日本の治安の死守」を第一義とする特殊部隊SATを率いる質実剛健な人物。蘇我をはじめとするSAT隊員たちと絶大な信頼関係で結ばれ、自分たちが「この国の最期の砦」であると自負している。そのため、警察上層部が確保を目的とするNPSを設立したことに疑問を感じている。かつての部下だった香椎が率いるNPSの信条を受け入れられないものの、作戦に対しては何も言わず実行する。
◆速田仁(平山浩行)◆
副官。NPSの副官で警部。容姿・性格共にクールな、NPSのNo.2。表情を崩すことはめったになく、ほとんどの人間に無愛想で近寄りがたい印象を与えるが、その胸の内に誰よりも強い警察官としての玲持を抱いている。元SIT所属の二輪部隊で追跡・尾行を務める走りのエキスパート。
◆古橋誠二朗(池内博之)◆
工作班担当で小隊長。警部補。情報収集能力に秀で、またFBIでの訓練経験もあるネゴシエイタースキルの持ち主。身体力・隠密性も高く、水中からの奇襲・射撃などを得意とする。
◆梶尾竜一(高橋努)◆
警備犬ハンドラー。巡査部長。警察犬・ポインター3号を相棒とする追跡捜査のプロ。
主題歌 MISIA「僕はペガサス 君はポラリス」


第1話「俺は誰も死なせない その男の手は命の盾! 第3の特殊部隊誕生」
ある団地で銃を持った2人の男が、主婦と小学生の男児を人質にとり、立て籠もっている。隣の部屋にはアサルトスーツを着込んだNPS隊員・神御蔵一號(向井理)が、壁に拳を当てて立っている。一方、外からはSATの狙撃手・蘇我伊織(綾野剛)がライフルで犯人を捉え、狙撃の指示を待っている。NPS隊長・香椎秀樹(大森南朋)は、NPSの目的である「人質はもちろん犯人も、誰ひとり絶対に死なせるな」と無線で隊員たちに指示を出し…。
―この事件の半年前、2013年・夏―
元ボクサーの一號は、都内の交番に勤務するいわゆる「街のお巡りさん」として地域住人のために、日々の仕事を懸命にこなしていた。そんなある日、新宿の雑居ビルでひとりの刑事が脚を撃たれる。そこには大量の銃器類・手榴弾が置かれていた。ビルの外に警察が集まってきた様子を見て、傷害やクスリ絡みの犯罪を派手にやっている不良集団のリーダー格・興津(渋谷謙人)が、今から戦争だと仲間たちに声をかけ…。
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第2話「爆弾魔が銀行襲撃!掲げる信条の激突!」
一號(向井理)の母・花(朝加真由美)の店にやってきた秋(土屋アンナ)と香椎(大森南朋)。一號らと話をしていると、速田(平山浩行)から都内のデパートで爆発が発生したという連絡が入る。報告によると、人為的な爆発、つまりテロの可能性があり、爆破の規模からしてプラスチック爆弾の可能性が高いとう。香椎は嫌な予感がしており…。
翌日、警察長官・官房審議官の天城(菅原大吉)からSAT隊長の中丸(高嶋政宏)に連絡が入る。銀行強盗が発生したため、SATはNPSの指揮の元で動くようにという出動要請だった。蘇我(綾野剛)などSATの隊員たちは、新設部隊NPSの指揮で動くことに納得できないでいた。そんな中、香椎は犯人の状況を把握するため一號に偵察命令を下す。一號らが潜入するための共同溝に向かうと、中丸と蘇我が立っていた。中丸は潜入作戦にSATから蘇我を出すといい、一號と蘇我は初めてバディを組むことになったのだが…。
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第3話「国際テロリストM上陸!我らこそ命の砦」
全国にNPSの存在を周知させるため、NPSを代表してTVのインタビュー取材を受けることになった一號(向井理)。特殊部隊に所属する人間がカメラの前に顔を晒すことは、本来あり得ないことである。蘇我(綾野剛)らSATの隊員たちは、一號が映ったニュースを複雑な思いで見ていた。そんな中、NPSとSATが合同訓練を行うことに。合同訓練に不満を漏らす一號に、蘇我は冷たい視線を向け挑発する。その頃、エントリー訓練の人質役に自ら志願していた秋(土屋アンナ)のもとに、国際テロリストとささやかれるM(オダギリジョー)の影が忍び寄っていた。
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第4話「最強の敵Mを倒せ!真のバディとなって」
SATとNPSの合同訓練2日目の直前に、前代未聞の事件が発生する。訓練会場に向かっていた横川秋(土屋アンナ)が、国際テロリスト・正木(オダギリジョー)に襲撃され拉致されたのだ。警察幹部たちは、日本警察最後の砦たる「S」が出し抜かれたという失態を公にすることを良しとせず、警察内部にも極秘に現場警備本部を設置する。息詰まる時間が流れるなか、警察幹部の対応に憤りを感じる一號(向井理)の携帯に、秋からのメールが届く。添付された動画には、傷だらけでグッタリしている秋が拘束されている姿と、銃を秋に突きつけている正木の姿が写っている。そして、正木が一號に対して「お前が1人でここに来い。さもないと、この女の命はない」とメッセージを告げるのだった。
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第5話「新たな仲間はスナイパー蘇我!善か悪か?悲しきテロ」
NPSのメンバーが蘇我(綾野剛)の歓迎会を開いていると、女子高生の加藤由真(飯豊まりえ)が、睡眠薬で自殺を図ったという連絡が入る。ここしばらく、自殺者の傍から「M」が使用するのと同じナイクラッド弾が残されている事件が続発しており、「M」との関連性が疑われていた。ゆづる(吹石一恵)が勤める病院に運ばれた由真。たまたま床の上に落ちた拳銃の弾を拾ったゆづるは、入院していた秋(土屋アンナ)に相談する。一命を取り留めた由真から一號(向井理)らは話を聞くと、その背景に「神父」というハンドルネームの人物が浮かび上がる。NPSは「神父」こと板橋満生(滝藤賢一)の居場所をつきとめ部屋に突入するが、板橋の姿はなかった。その頃、板橋はナイクラッド弾の箱を持って交番に自首をしていたのだった。板橋から話を聞く一號たちだが、その真意は…。
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第6話「人質は息子!バスジャックから家族守れ」
古橋(池内博之)の別れた妻・西原由紀子(白羽ゆり)と山梨で暮らす息子・史郎(山田日向)が、突然ひとりで古橋を訪ねてきた。理由を聞いても黙っている史郎に困った古橋は、休暇をとっていた一號(向井理)の家に史郎を連れて行く。一號は古橋と史郎、そしてゆづる(吹石一恵)と近くの公園に遊びに行くことに。夕方になって、史郎を迎えに来た由紀子の再婚話を聞いた古橋は、ショックを受け動揺する…。
家路へと向かう高速バスまで見送りに来た古橋は、別れ際、史郎に大嫌いと言われてしまう。何も居えずに見送る古橋。そして由紀子と史郎が乗ったバスが高速道路に入った頃、乗客の1人がリュックから鋭い鎌を取り出し、運転手に行き先の変更を求める。NPS隊長・香椎(大森南朋)からバスジャックの知らせを受けた一號と古橋は、古橋の車でそのままバスを追いかけ…。
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第7話「警察官の息子の覚悟 家族のための突入!」
古橋(池内博之)の別れた妻・由紀子(白羽ゆり)と息子・史郎(山田日向)が乗ったバスがジャックされた。香椎(大森南朋)から事件の知らせを受けた一號(向井理)と古橋は、すぐにバスを追いかける。タイヤがバーストし、トンネル内で止まったバスの中で、犯人の廣田秋人(若葉竜也)は身体に巻いた爆弾を露にする。本部からの指示で人質解放の交渉を行う古橋に、秋人は燃料を満タンにした代わりのバスと食料、水を要求してきた。
古橋の交渉が続く中、秋人の父・春貴(大河内浩)を乗せたNPS基地局車輌と専用RV車が到着する。秋人は古橋に、世界で一番憎んでいる父親の話をし、父親の人生を粉々にしてやると言い放つ。自分に言われているみたいだと切り返す古橋の言葉に、秋人は次第に耳を傾けるようになる。その頃、乗り換え用のバスが現場に到着。NPSは、人質が運転手の制服に着替えた梶尾(高橋努)1人になる作戦をたてる。
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第8話「誘拐事件の容疑者はNPS仲間の恋人!」
NPSの本部で、珍しく心ここにあらずの速田(平山浩行)の様子を伺う古橋(池内博之)と梶尾(高橋努)。驚いたことに、プロポーズの返事を待っていると言う。速田は保育士の恋人・優子(平岩紙)と2年前から付き合っており、一號(向井理)たちNPSのメンバーは驚愕するが、香椎(大森南朋)は彼女の素性を知っているようだ。
そんな中、身代金目的の誘拐事件が発生する。誘拐事件は通常SITが指揮を執り、その指揮下でNPSも捜査に参加することになるが、元SITの速田は複雑な表情を浮かべる。被害者は優子が勤めている保育園を卒園した小学1年生女子。事務的に捜査資料を読み上げる速田の元上司・SIT係長の当真一郎(小木茂光)は、速田に優子が最重要参考人になっていることを伝える。
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第9話「新スナイパーは女」
本人の強い希望で、蘇我(綾野剛)のSATへの復帰が突然決まり、一號(向井理)らNPSのメンバーは驚く。本日付けで配属される新しい狙撃手は、驚くことに元陸上自衛隊に所属する女性・林イルマ(新垣結衣)だった。
そんな中、刃物を持った男が元交際相手を脅して、地下トンネルに逃げ込んだとして、香椎(大森南朋)から出動の指令が出る。現場に向かったNPSのメンバーは、速田(平山浩行)・蘇我チーム、一號・イルマ・梶尾(高橋努)・ポインターの二手に分かれて捜索を開始する。早速、ポインターが女性のハイヒールを見つけ、マル被を追い込むかに思えたのだが…。イルマは一號に、自分は18年前、ゆづる(吹石一恵)の両親を殺害した通り魔を射殺した警察官の娘だと告げる。
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第10話(最終話)「全滅!さらばNPS...命をあきらめない」
各界の有力者10名を拉致したテロ事件が発生。犯行声明により首謀者は正木圭吾(オダギリジョー)で、人質解放のタイムリミットは明日1日だと分かる。同じ頃、実家のお店「まんぷく」で正木と対峙した一號(向井理)は、正木にカウンターをくらい倒れてしまう。
日が替わり、テロリストの潜伏先をSITの捜査員が特定した。人質殺害まで残り約7時間。特定された潜伏先近くに、蘇我(綾野剛)、嵐(平山祐介)らを乗せたSAT基地局車両が到着する。中丸隊長(高嶋政宏) の号令を受けアタックを開始するSAT隊員だが、蘇我はある違和感を覚える…。
時を同じくして、正木らテロリストたちが都内の演奏会場を乗っ取り、取引に応じなかった日本警察への報復を宣言する。SATがテロリストの潜伏先への作戦中のため、天城(菅原大吉)は香椎(大森南朋)らNPSのメンバーに制圧を命じる。香椎は、「制圧法」制定に向け尽力を尽くす霧山塾の塾頭・霧山(近藤正臣)の罠ではないかと疑い、直接霧山を問い詰めるのだが…。
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【S―最後の警官―奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE】
「第3のS」として新設された警察庁特殊急襲捜査班「NPS」。既にある「SAT」の機動力と「SIT」の捜査権を併せ持ち、犯人の生死を問わない「制圧」ではなく、生かしたまま捕らえる「確保」を目的とした彼らは、発足以降数々のテロ事件や捜査で実績を積みあげ、日本の治安を守る新たな砦として注目を集めていた。

普段と変わらない生活をおくる人々。揺らぐことのない平穏。その日常を切り裂くかのように、突如、バスジャック事件が発生。出動要請を受けて現場に急行する神御蔵一號をはじめとしたNPS。だが、犯人からの要求は未だになく、メンバーは現場の状況に違和感を覚えるのであった。そんな中、太平洋沖で巨大な輸送船も何者かによって乗っ取られる緊急事態が!積載した貨物は日本全土を燃やし尽くすほどの核燃料。一体、誰が何のために!?未曾有の事態に備え、首相をはじめ緊急招集された閣僚が集まる官邸へ犯人と名乗る男から電話が入る。「裸で私はこの世に来た。裸で私はこの世から出ていかなければならない」スピーカーから響きわたるのは、あの因縁の男の声だった…。進み始めた日本壊滅へのカウントダウン。新たな「S」、海神こと海上保安庁所属特殊警備隊「SST」との共闘!その手で守るのは、1億2000万人の未来。この国の、愛する人との未来を取り戻すため、「S」最後の作戦が始まる!
主題歌 MISIA「流れ星」


映画「S―最後の警官―奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE」
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