【ATARU】
サヴァン症候群であるアタルの特殊な能力が、警察も気づかない犯罪事件に関する微細な証拠を“発見・観察・洞察・推理”し、迷宮入りしかけた難事件を解決に導いていく。「単語」の意味するものは何かを推理していく新しいミステリーエンターテイメント!

相手の教えることを理解した際は「アップデートしました」。嫌なことを強要されると背後に回った相手に肘打ちを食らわせたり、自分や相手の腕に噛み付く。何か物事を考えるとき、頬に手を当てる癖がある。事件の捜査を始める時には「mission accepted(捜査を始めます)」と呟き、解決すると「mission accomplished(捜査終わりました)」と呟いて涙を流す。彼自身の正体はサヴァン症候群を捜査に活用しようとFBI内で進められている「SPB(サヴァン・プログラム・ブランチ)」というプロジェクトでラリーによって教育を受けている捜査官候補生。
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■アタル / チョコザイ(中居正広):サヴァン症候群の青年。
■沢俊一(北村一輝):警視庁捜査一課第四強行犯第12係沢班主任。
■蛯名舞子(栗山千明):沢班・巡査部長。
■中津川 洋治(嶋田久作):第四強行犯第12係係長。
■渥見 怜志(田中哲司):鑑識課・科捜研連絡係。
■野崎蓮生(千原せいじ):沢班・警部補。
■犬飼甲子郎(中村靖日):照会センター所属。
■松島光輝(庄野崎謙)沢班・巡査部長。
■石川唯(光宗薫):鑑識課・機動鑑識係。
■黒木永正(中村昌也)沢班・巡査部長。
■玉倉孝(三好博道):沢班・巡査部長。
■蛯名昇(玉森裕太):舞子の弟。帝都医科大学に通う医大生。
■蛯名達夫(利重剛):舞子と昇の父親。
■蛯名真理子(奥貫薫):舞子と昇の母親。15年前に事故死。
■猪口誠(市村正親):アタルの父。
■猪口ゆり子(原日出子):アタルの母親。
■ラリー井上(村上弘明):FBIの関係者。日系アメリカ人。
主題歌 椎名林檎「自由へ道連れ」


第1話「謎の青年が呟く殺人事件のキーワード!世界初の新感覚ミステリ登場」
化学工場「淀橋化学」で大規模な爆発が発生し、一人の従業員が死亡する。事件は事故として処理されるが、警視庁沢班の蛯名舞子(栗山千明)は納得できず、辞職覚悟で独自に捜査を開始。検証のため現場へと赴くと、自らを「チョコザイ」と名乗るアタル(中居正広)と遭遇。チョコザイは「TTD45u30」「一つ台湾」という謎めいた言葉とレの音のハミングを発する。通常の捜査では分からなかった事実が明らかになっていく。

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第2話「証拠ゼロの殺人!完全犯罪を突き崩せ!!」
舞子(栗山千明)のアパートで暮らすことになったチョコザイ(中居正広)。ある朝チョコザイは「花がありません」と言い出してマンションから出ると、早乙女という男性が倒れ「青いバラ」という言葉を残して死亡する。病死と判断されるが、チョコザイは写真の早乙女を見て「これは違います」と言い、花屋で「ガストリックベイルチ」という言葉を残す。解剖されるが毒物は検出されなかった。しかしチョコザイの発した言葉の意味と彼が新たに提示した「狐の手袋」から舞子はある毒の存在に行きつく。

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第3話「身勝手な男心vs奇妙な女心」
広告代理店社長の弓削勝則の水死体が有明港で発見される。夜釣りの最中に崖から転落した事故死と判断されるが、舞子(栗山千明)は独自に捜査を開始、被害者が浮気をしていたことを突き止める。さらに遺体の写真を見たチョコザイ(中居正広)の「fracture」「落ちたのどっち?」との発言から遺体の不可解な状況が判明、殺人の可能性が浮上する。やがて突如被害者の会社にやってきたチョコザイの「ブラックメロン ジュエルネイル」の一言から、勝則の浮気相手と思しき人物の存在が浮かび上がる。

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第4話「最大の危機!!チョコザイ拉致&天才鑑定士の罠」
小型飛行機が樹木に衝突し、パイロットが死亡する事件が発生。警察無線やテレビを通じて事件を知ったチョコザイ(中居正広)はラリー(村上弘明)の制止を聞かず、事件捜査に関わる。シートベルトをしていないことや、フライトの許可を得ていなかったことなどから運輸安全委員会調査官は事故か自殺だと断定するが、チョコザイの「a mortal wound ヘッドセット」の言葉を足掛かりに捜査を開始する。

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第5話「本当にあった透明人間事件」
帝都医科大学で精神科教授が転落死した事件をテレビで知ったチョコザイ(中居正広)は、病院を抜け出し帝都医科大学に現れ「ブレイン ハルシネーション(脳 幻覚)」と言葉を発する。その後の捜査で怨恨の線が浮上するも事件は捨て山として結論付けられるが、チョコザイは「ご飯食べなかった」「真ん中はどこ?」の言葉をしきりに訴えてくる。
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第6話「絶対音感の知られざる殺意」
沢(北村一輝)は身元引受人を承諾し、チョコザイ(中居正広)と同居を始める。そんな中、植哲ハイツの住人が浴室内で手首を切り、死亡した事件が発生。一方、チョコザイを連れた舞子(栗山千明)は、横断歩道でうずくまる女性を介抱する。誰にも理解されない苦しみを抱えていた彼女の身の上話を聞きながら送り届けた先は事件現場となったアパートだった。部屋に残された血のついた足跡の写真を見たチョコザイが「右、左…」の言葉を呟く。

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第7話「さらば男達の絆!!殺人刑事」
チョコザイ(中居正広)、沢(北村一輝)、舞子(栗山千明)はコインランドリーでチョコザイの服を洗濯している時に2発の銃声を聞く。建物の裏手にある交番へ急行すると、和田交番所長が死亡していた。チョコザイの「muzzle twelve inch or more、muzzle one foot or more(銃の先端が30cm以上離れている)」の発言から自殺ではないと舞子らは確信するが…。

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第8話「チョコザイの正体と目的!!」
チョコザイ(中居正広)の検査後、舞子(栗山千明)の前にラリー(村上弘明)が現れ、チョコザイの素性、そして彼が参加しているFBI主導のプログラム「SPB」の存在を明かす。その頃、イトウトモハイムに住む男性が自室で焼死する事件が発生。他殺である所見は見つからず自殺の線で結論づけられる。そんな中、彼の特異体質について知ることになる。チョコザイが伝えた「骸骨の赤いとこ」の発言から殺人の線が浮かび上がる。

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第9話「幼児虐待!!でもママが好き」
近くの雑木林で幼児遺体が発見される。幼児の体に火傷の痕や傷跡が残っていたことから事件性があると判断され司法解剖に回される。アタル(中居正広)の「目が痛い」「シャンシーDA101」の言葉から、目の炎症、腕に付いた火傷の原因が判明。さらにアタルの「その傷、知ってます」の発言をヒントに、遺体から毒物も検出された。そして事件の捜査やアタルの両親と関わる中で、アタルの過去も明らかになっていく。
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第10話「父だけが知っていた殺人手法」
アタル(中居正広)は、八王子幼児遺体事件解決後、突如昏睡状態に陥る。そのような状況下で女性が運転中に電柱へ衝突後、炎上し車内で死亡する事件が発生。15年前に事故死した時と同じ車種だったことが判明する。舞子(栗山千明)は事故鑑定人と検証を開始、沢(北村一輝)も独自に捜査を進める。一方、アタルは深い昏睡から目覚めた途端「これじゃ燃えません」「Chloroform Bomb(クロロホルム 爆発)」の言葉を発する。他殺である可能性が浮上。そして新たな疑惑を掘り起こすことになる。

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第11話(最終話)「さらばチョコザイ!!そして母の死の真相」
チョコザイ(中居正広)は沢(北村一輝)、舞子(栗山千明)の制止を聞かず「眼を開けていた」「居眠り運転」「ブレーキを踏まなかった」の言葉を話し、事件捜査を開始する。チョコザイの残す言葉によって、事件の真相が明らかになった時、舞子たちが長年抱えていた想いが氷解していく。そしてチョコザイと舞子は自らの進む道を選択し、チョコザイ、沢、舞子の3人に別れの時が訪れる。

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